日光東照宮再訪 その3
日光東照宮の象徴的な建築である陽明門は寛永12年(1635)に建てられもので、
三間一戸、八脚楼門、入母屋、四方軒唐破風、銅瓦葺きの楼門建築です。
軒下には金と極彩色で彩られた数々の彫刻があり
1日中見てても飽きない事から『日暮門』の別称があります。
軒下の彫刻
陽明門のバックショット
続いて、正面に見える唐門は現在修復中でした...残念だ
気を取り直して奥宮へと向かう事にしました。
奥宮へ通じる坂下門は江戸時代は将軍しか入れなかったという開かずの門だったのだそうです。
通路の上に居る左甚五郎作と伝わる『眠り猫』の彫刻
東照宮の中でも一番有名な彫刻と言われておりますが、実物は小さいです。
『眠り猫』の真後ろに彫られている雀の彫刻
猫が起きていれば雀は食われてしまうが、東照宮では猫も居眠りして雀と共存共栄。
戦乱が治まり、平和な時代がやってきたことを表しているという解釈もあるのだとか。
開かずの門は開放されていますので行ってみる事にします
扉に施されていた彫刻がとても繊細でした。
そして、ここからは将軍しか通る事が許されなかった参道だと思うと、ちょっと緊張しますね。
しばらく上っていくと到着です。奥宮の裏手に宝塔が鎮座されています。
ここに納められているのは家康公の神柩(しんきゅう)で建立以来、一度も開けられたことがないそうです。
宝塔の前に置かれた鶴のロウソク立て・香炉・花瓶は、
朝鮮通信使が運んできた朝鮮国王からのプレゼントなのだそうです。
ということでかなり省いてますけど、東照宮再訪の記事は終わりとなります。