肥前國 千栗八幡宮

千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)

御祭神
応神天皇(おうじんてんのう)
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
神功皇后(じんぐうこうごう)

鎮座地
佐賀県三養基郡みやき町大字市武



久留米市から筑後川を渡ってちょっと佐賀県に寄り道です。
肥前一ノ宮である千栗八幡宮へとやって参りました。

社号標の『国幣小社』の文字が埋められていないところが良いですね。

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石造の肥前鳥居が出迎えてくれました。
だいぶ見慣れたこの鳥居もよく見ると安定感のある姿だと思います。
慶長14年(1609年)に鍋島藩鍋島直茂の奉納した物で、昭和54年(1979年)7月に
みやき町指定の文化財となっているのだそうです。

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さっそく石段を登って行くのですが、ちょっとキツかったです。
こういう時は手摺がありがたいですね。

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なぜ「千栗」と書いて「ちりく」と読むかというと、当時の郡司壬生春成が千栗山に猟をしに行くと、
八幡様の使いである白い鳩が飛んできて弓の先に止まったそうです。
その晩白髪の翁が盆に千個の栗を盛って枕元に授け、「この地に八幡神を祀れ」という夢を見て、
翌日、再び千栗山に猟に行くと、逆さに植えられた千個の栗から栗の木が一夜のうちに生い茂っていたことから「くり」を逆さにして、「ちりく」というようになったとの言い伝えからだそうです。

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社殿は権現造なので大きく見えますね。
そして、本殿の周辺は透塀に囲われておりました。

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末社狛犬だったと思いますが、獅子舞でこんなポーズありませんでしたっけ?
とてもユニークな姿に思わずシャッターを切りました(笑)

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参拝客が居なかったのが、一ノ宮としては寂しい感じがしますが、
逆に静寂な境内はゆったりとした空間で落ち着いたのでした。