大原野神社

大原野神社(おおはらのじんじゃ)

御祭神
武御賀豆智命(たけみかずちのみこと)
伊波比主命(いわいぬしのみこと)
天之子八根命(あめのこやねのみこと)
比咩大神(ひめのおおかみ)

鎮座地
京都府京都市西京区大原野南春日町


延暦3年(784年)に桓武天皇が長岡京へ遷都した際、
奈良春日社の分霊を勧請して祀ったのに始まるそうです。
したがって御祭神の漢字表記は違いますが同じ神様が祀られています。
嘉祥3年(850年)、文徳天皇が社殿を造営し、
奈良春日社に準ずる扱いを受け、二十二社に列したのだそうです。
旧社格は官幣中社。







緩やかな階段の参道。
森の中に導かれていくような感覚がしました。

おそらくこの神社は秋の紅葉が見事なのでしょう。
蒸し暑い陽気の中、そんなことを考えながら参道を進んで行きます。

手水口は鹿でした。
春日大社の物と同じように竹筒を咥えているのが特徴的。
奥の方から本物の鹿が出てきそうな雰囲気がしました。

緑に囲まれた中に拝殿が建てられてます。
周辺は綺麗に保たれていて気持ちよいものでした。

ここにも鹿が．．．。
目が不自然に光っていますが愛嬌ある顔立。

春日造りの丹塗りの本殿は四棟並んで建てられています。
慶安年間に再建され、総桧皮葺きです。

境内にある鯉沢池です。
奈良の猿沢池を模して造られたものなのだそうです。

大原野神社は京都御所の方位を護る方除けの神様として、
また、政治の神様、知恵の神様として信仰が厚いのだそうです。

結局、参拝者は私一人だけ。
贅沢な時間を過ごす事が出来た思い出の神社となりました。