苗村神社

苗村神社(なむらじんじゃ)

御祭神

西本殿 国狭槌命(くにのさづちのみこと)
東本殿 大国主命(おおくにぬしのみこと)
       素盞嗚尊(すさのおのみこと)

鎮座地

滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸


だいぶ日も傾いて来ましたが
もう少し滋賀県の神社にお付き合いください。

ここ苗村神社は道を挟んで西本宮と東本宮が祀られている神社です。
創祀の年代は明らかでないが、延喜式神名帳に名を残す長寸神社(なむら)は当社とされ、
寛仁元年(1017念)朝廷に門松用の松苗を献上した所、
後一条天皇より苗村の称号を賜り改称したのだそうです。
皇室との関係も深く、近郊33ヶ村の産土神としても尊敬されているのです。


まずは国宝の本殿がある西本宮から。
ちょっと注連縄が下に付けられてる一ノ鳥居と参道

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大きな茅葺の楼門はこの地方では最大規模の和様を基調としたもの。
 創建以来 朝廷の恩顧を受け、天文5年(1536)後奈良天皇
正一位苗村大明神」の勅額を下賜された。のだそうです。

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勅額は現在楼門正面に掲げられていました。 

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参道にはコンパクトな太鼓橋が設けられています。
現在は通ることが出来ない様になっていますが、
走って飛び越えられそうな感じでした。でもやらないけど...。

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拝殿は真新しいようです。

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よく見えないのですが国宝の本殿が鎮座されています。
こちらの前室も新しかったです。

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角度を変えてみると、ご覧の様な姿です。
鎌倉時代建立で三間社流造り、桧皮葺の屋根の緩やかな曲線が美しかったです。

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続いては東本宮です。
参道の雰囲気はこちらの方が好みでした。

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しばらく参道を歩いていきます。
木が茂っているせいか、雨もそんなに気になりません。

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鬱蒼とした場所にひっそりと鎮座されている姿が印象的な東本宮
一間社流れ造りで、室町時代に建てられた物だそうです。
こちらの本殿は重要文化財

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開放的な西本宮と、鬱蒼とした森に囲まれた東本宮
一ヶ所で二度楽しめる参拝でした。

京都のついでに訪れてみましたが、いい趣の神社があるようです。
今度来るときはしっかり予定を立てて訪れようと思いました。