三峰神社

三峰神社(みつみねじんじゃ)

御祭神
伊弉諾尊
伊弉册尊

鎮座地
埼玉県秩父市三峰



久しぶりに埼玉県まで足を伸ばし三峰神社に参拝してきました。
日本武尊の東征の際、碓氷峠に向かう途中に現在の社殿のある山に登り、
伊弉諾尊伊弉册尊の国造りを偲んで創建したのが始まりだそうです。


まずは久しぶりに登場の三輪鳥居です。
木製の物は何度か見たことありますが、石製は初めてかも知れない。
バランスの良いかっこいい形の鳥居だと思いませんか。

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そして鳥居の左右でにらみを利かせているのは狛犬ではなく、狼なのです。
秩父の山中に棲息する狼を、猪などから農作物を守る眷族・神使とし、
「お犬さま」として崇めるようになったのだそうです。狐っぽくも見えます。

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参道を進んで行くと左右に参道が分かれていて、右は奥宮の遥拝所があるとの事で先に伺ってみる事に。
遥拝所はこのように崖っぷちに建てられているのでした。

高所が苦手な方は下を見ないようにしましょう。

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遥拝所からの眺めです。
奥宮はどの辺なのか見当もつきませんでしたが、標高1100mからの眺めは気持ち良かったです。

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眺望を満喫した後は参道分岐を左に行って参拝を続けます。
まずは大きな随身門をくぐって行くと、鬱蒼としたした雰囲気が漂ってきます。
標高が高いため、気温もかなり低くなってきました。

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しばし歩いていくと拝殿前に到着です。
青銅製の鳥居が出迎えてくれました。

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手水舎は精巧な彫刻で飾られていて、白を基調とした極彩色が大変美しく、
使わせていただくのに気が引けるどの物でした。今まで見た中で一番美しい手水舎だと思います。

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反対側には見慣れない物が建てられていましたが、
八棟燈籠と呼ばれるもで金属や石製の燈籠が多い中で、木製は珍しく、
朱で彩られた彫刻は精巧で、長い時間見ていても飽きない代物です。
高さは約6mあります。

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続いて拝殿です。
こちらも期待通りの見事な彫刻が施されていて大変見応えある物でした。

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2004年に修復されているのだそうですが、
ほんとうに綺麗な色彩で彫刻の表情も読み取れるほどです。

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そして拝殿奥に鎮座するのは一間社春日造りの本殿。
石積みの基壇上に立ち、正面と両側に縁を回し、色彩は本殿とと同様に塗られております。
春日造りでここまで鮮やかな本殿も初めて見ました。

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かなり山奥に鎮座されていて行くのも大変なのですが
素晴らしい彫刻の社殿・奥秩父の自然に囲まれたいい神社でした。
関東でも有名なパワースポットとして脚光を浴びており、お勧めの神社となりました。