天皇神社

天皇神社

御祭神 
素戔鳴尊(すさのおのみこと)

鎮座地 
滋賀県大津市和邇

滋賀県の二日目スタートです。
前日のお酒もほどほどに切り上げて6時に京都を出発したのでした。

最初は北部の方から巡っていこうという事で選んだ神社です。
社伝によれば、康保3年(966年)に京都の八坂神社から牛頭天王を勧請して創始したと伝え、
明治時代に天皇神社と改められたようです。

犬を散歩させていたおじいさんにジロジロ見られながらも
『おはようございます』と挨拶を交わして境内へと入りました。
(見慣れないナンバーの車が朝から神社前に止まっていれば不審者に見えますね。)

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瓦葺の拝殿はこの付近では初めてでした。
また、境内社は多く祀られており、御鎮座千年以上の古社である事が伺えましたよ。


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そして本殿は桧皮葺でいい感じ。この本殿、なんと重要文化財なんですよ♪
参拝に訪れた理由はここにこにあったのです(ジロジロ見られた理由も判明です。)

見た目からただ古いだけじゃない?って思うかも知れませんが
神社建築的に特徴のある物のようです。

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この写真でその特徴が分かった人はすごい!


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境内にあった看板にて確認すると流造りでは無いようです。
一間の向拝が設けられているので分かりにくいのですが、切妻造りなのです。
向拝が無ければ両流造りと呼んでいいんじゃない?という思いはありますが、
確かに本殿として、この造りは希少だと思いました。
こういう所が分かりにくいので勉強しないといけませんね...

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ちなみに流造りは下の図です。

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鎌倉時代後期に建てられた物だそうで全国的に類例が少なく、この地方特有のものだそうです。
この近くにもう二社ほど、同じ造りがあるとの事でこの後参拝に伺う事にしました。