大笹原神社

大笹原神社(おおささはらじんじゃ)

御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)

鎮座地
滋賀県野洲市大篠原


野洲市の大笹原神社にやってまいりました。
ここ大笹原神社は国宝の本殿を持つ神社です。
寛和二年(986年)の創建とされているそうですから、かなりの古社になりますね。


はやる気持ちを抑えつつ、まずは鳥居から、
参道に木の枝が転がっているのは前日に天気が荒れていたためでしょう。

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境内はちょと広くなっています。
正面建てられた拝殿は一間の庇が付いていて、この辺りの拝殿としては珍しい形です。

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三間社入母屋造の本殿は室町時代(1414年)建立された物。
同じ市内に鎮座する御上神社の本殿とは装飾性で異なり、華やかながらも落ち着きのある意匠が特徴的。
東山文化の様式を取り込んだ神社建築として貴重な建造物なのだそうです。

さすが国宝というべきか、これ以上前には近づいてはいけないのです。
参拝者が私一人でも、きちんとルールは守りますよ。    路駐はするけどね...

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望遠の限界です、蟇股に彫刻が施されているの辛うじて確認できました。

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隣に鎮座する境内社篠原神社本殿
 室町時代(1425年)建立で石凝姥命(いしこりどめのみこと)を祀っています。
一間社春日造で国重文指定

先日紹介した春日神社でさえ、入母屋造だった事を踏まえると
滋賀県で春日造は貴重な存在だと思えました。

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分かりにくい所に鎮座されている事もあってか、参拝客は少ない様子でしたが
貴重な物をゆっくりと鑑賞できて逆にいい感じでした。

神社本殿形式の建物で、滋賀県で国宝に指定されているものは合計7件だそうです。
これは京都や奈良を上回る数字だそうです。

今度きちんと調べて行ってみよう♪