伊多波刀神社

伊多波刀神社(いたはとじんじゃ)

御祭神
高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)
誉田別尊(ほんだわけのみこと)
息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)

鎮座地
愛知県春日井市上田楽町


今回の愛知県訪問最後の神社となりました。

ここ伊多波刀神社は中世から近郷17ケ村の崇敬を集めた総鎮守社で
創祀は景行天皇42年だそうですので、かなりの古社である事が伺えます。

ナビ任せで来たので一の鳥居の所在が分からず、参道途中からの参拝となってしまいました。
道幅の狭い住宅街に鎮座されているのです。

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参道を進んで行くと、一対の灯篭を従えて蕃塀が屹立してます。

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角度を変えるとこんな感じになっています。
したがって、参拝の際は参道を迂回しなくてはならないのは蕃塀のある神社では共通なのです。

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参道を歩いてる時から、ちらっと見えていたので分かっていたのですが、
尾張造りの社殿が出迎えてくれました。

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横書きの額ってあまり見かけないかも?

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吹き抜けの拝殿は奥行きのある構造をしてます。

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本殿は流造り、飛燕垂木を用いて軒を深く長く取っているのが特徴でした。
手前の有刺鉄線の意味が分かれませんでしたが...。

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周辺は住宅地にもかかわらず、広い境内は、さすがだと思いました。
源頼朝が武運長久を祈願して朱印地と甲冑3領を寄進したと伝えるなど、
中世以降八幡神として武家の信仰を集めて隆盛し、織田信長による寄進もあって
慶長年間(16世紀末から17世紀前葉)には社領5町8反(およそ20,880坪、5.8ヘクタール)を
有したとの記録もあるそうです。