押立神社

押立神社(おしたてじんじゃ)

御祭神
火産霊神(ほうぶすながみ)
伊邪那美命(いざなみのみこと)

鎮座地
滋賀県東近江市菩提寺


東近江市最後になる神社の押立神社にやって参りました。
奈良時代後期創建という古社であります。

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幅の広い参道を進んで行くと大門に出迎えられるのでした。
こうして見ると社葬も広そうです。

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大門は入母屋造、檜皮葺、延分二年(1357)の建立だそうで国重文の指定を受けています。
楼門だと屋根の真下部分が見えないのですが、この造りだと分かりやすくて勉強になりました。

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入母屋造に唐破風を備えた拝殿はどっしりとした構え。
こちらは拝殿・本殿が同じ高さにあるそうです。そこまで気にしてませんでしたが、珍しいケースです。

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本殿は応安6年(1373)の建立で、こちらも国重文指定されており、
前室付きの三間社流造となっていました。

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お猿さんだよ~
こちらの神使なのでしょう。

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荒削りだけど、愛嬌のある狛犬

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旧東押立・西押立郷の総社として広く信仰され、永禄5年(1562)には当時の領主佐々木氏、
万治2年(1695)には彦根藩主井伊家からそれぞれ社領を寄進され、崇敬が厚かったことが伺えました。