和布利神社

和布利神社(めかりじんじゃ)

御祭神
比賣大神(ひめおおかみ)
日子穂々出見命(ひこほほでみのみこと)
鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
豊玉比賣命(とよたまひめのみこと)
安曇磯良神(あずみいそらかみ)

鎮座地
福岡県北九州市門司区門司


関門海峡傍に鎮座する和布利神社にやってきました。(ちなみ九州最北端の神社です。)
写真の向こう側は山口県下関市。こうして見ると本州がすぐ近くである事が実感できるのです。

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一の鳥居はかなり離れた所にあり、すでに車で通過してしまっているので、標柱をくぐって行きます。
神社名の【和布刈】とは『ワカメを刈る』という意味があり、毎年旧暦元旦の未明に三人の神職
それぞれ松明、手桶、鎌を持って神社の前の関門海峡に入り、ワカメを刈り採って、神前に供える
『和布刈神事』(めかりしんじ)が行われるそうです。

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何の変哲も無い手水舎なんですが、手水鉢の上に建てられているのが分かりますか?
手水鉢がそれだけ大きいという事ですね。

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関門大橋をバックに狛犬を撮りました。

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台風でも来たら波をかぶってしまいそうなほど海の近くに建てられた社殿は
そんなことは省みず海上の安全を見守って下さってるようです。

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本殿は後ろの岩にめり込む強引な形で収まっています。
この角度から分かるとおり本殿と拝殿が繋がった権現造風の社殿。

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この海峡はかつて源平最後の合戦が行われた『壇ノ浦の戦い』の舞台になった場所。
源氏の勝利で終わりましたが、安徳天皇二位の尼に抱かれ海の底の都へと旅立った悲しい歴史があります。
壇ノ浦の戦いの前夜には平家一門が酒宴を開いたと伝えられておりますが、
まさに最後の晩餐となってしまうとは。。。

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いつかはこの対岸に祀られている『赤間神宮』にも参拝しなければと思いつつ
次の神社へと車を走らせました。