熊野十二社権現宮

熊野十二社権現宮

御祭神
伊邪那美神
伊邪奈岐神
家都御子神
速玉之男神


鎮座地
岡山県倉敷市


岡山県二日目は瀬戸大橋線植松駅』から片道2kmを歩いてスタートです。
すぐれない天気でしたが、およそ40分で到着しました。

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古くは熊野十二社権現と呼ばれ、大宝元年(701) 修験道の始祖、
役行者とその弟子たちが紀伊熊野より勧請し、
十二社権現の神体をこの地に遷し祀ったものがはじまりだそうです。
なので、三重塔は神仏習合時代の名残になります。

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手水口はリアルな赤亀で~す。

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参道には備前焼狛犬が一対向かい合っていました。

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本殿がたくさん並んでいて荘厳。
全六棟もの本殿が一同に並んでるのは過去最多だと思われます。
写真手前から第三殿・第一殿・第二殿・第四殿・第五殿・第六殿の順

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こちらは一間社春日造の第一殿です。

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参道正面に位置する第二殿は基本的には第一殿と同じ構造ですが、
六棟中唯一小壁に白色の胡粉が塗ってある異色の存在です。
国重文に指定されているのです。

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第四殿・第五殿は四間社流造なのです。
以前の記事で『流造』について書いた時、近く見れそうと言ったのは
こちらの事なんです。
二棟もあると普通に存在してるように感じますが、
極めて稀な存在なのです。(私は初めて見ました。)

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ひと際小さな第六殿は見世棚造。
どちらかというと摂社、末社などで用いられる造です。
本殿建築ではあまり見ないかな?

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ほとんどの社殿が向かって右脇に出入り口が設けられてるのですが、
なぜか第五殿の扉だけが無かった(開放されていた?)のが疑問でした。

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容量オーバーのためこれ以上の画像掲載はできませんが、
特徴的な社殿群の素晴らしさに魅了された神社でした。