御遷宮

最近は神社巡りに行く時間が取れておりませんが、
久しぶり記事を書いてみます。

タイトルの『御遷宮』とは一般的には神社の修復や新築などで一時的に
御神体を移す事を指すようですが、
おいらの地元では『御遷宮』とくれば、神輿の修理、修復という意味で
使われる場合が多いです。


そんなわけで来年度、おいらの地元の神輿は
16年ぶりの御遷宮を迎えることになり、分解・運搬作業の手伝いに行きました♪



昭和32年に千葉県市川市行徳の浅子神輿店で造られた神輿
人間で云うと57歳です。

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よく見ると金錺から緑青が出てたり、階段が浮いてたりして傷みが出てます。
鳥居はグラグラして外れてしまいそう。

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写真で見る以上に傷みはあるんです。

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まずは神輿の台輪下のボルトを外し、屋根を上に引き抜きます。
屋根に繋がる芯棒を外す為に、枕木を挟んで屋根を仮置。

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作業を見守るおいらの先輩

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屋根を取り外す事が出来ました。

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仮置きします。

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外すとこんな感じになってるんだね。

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本体をみんなで担いで階段を下ろして行きました。
担ぎながらなのでボケちゃってますね♪

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続いて屋根を下ろしました。

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最後は鳳凰や錺など。

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ひとまず積み込み終了です。

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ご存知の方もいると思いますが、浅子神輿店は
室町時代末期応仁年間に、初代浅子周慶が創業して以来五百年余りの間
代々「浅子周慶」を襲名し、現在に至っていましたが、
2007年にその幕を下ろしてしまいました。

今回は東京浅草の神輿店に修復を依頼。
来年三月に綺麗な姿で帰ってくる時が今から楽しみでなりません♪