記憶に残る社殿

現在、写真のデータ整理をしています。
すでに記事にした五百社と未掲載分を合わせると膨大なボリュームがありました。
そんな中で、記憶に残った社殿を集めてみましたので紹介します。



では最初に茨城県坂東市に鎮座する国王神社です。
質素な雰囲気ではありますが茅葺の権現造りであります♪
権現造りというと東照宮に代表されるような豪華なイメージですが、茅葺に強烈なインパクトを感じたのです。

イメージ 1





続いて愛知県岡崎市に鎮座する伊賀八幡宮です。
この規模の神社では、多くの場合、社殿を外から眺めるだけしか出来ないのですが
ある条件を満たす事で中に入る事が許されて、近くで鑑賞できる良い神社。
本殿部分は流造りになっていて、正確な権現造りとは言えませんが、とても勉強になりました。
そして、ある条件とは、朝8時半までに参拝に訪れる事だったのです♪

イメージ 2





山梨県山梨市鎮座の大井俣窪八幡神社
写真の角度が悪くてちょっと大き目の本殿にしか見えないのですが
構造としては三間社流造を三棟連結し、間に一間ずつ二間入れて合計十一間となっているのです。
神社建築としては最多の柱間を誇るものでした。

イメージ 4





長野県上田市鎮座の塩野神社
拝殿は楼閣造りと呼ばれる特殊な造りで、勅使殿とも呼ばれます。
拝殿がこのような二階建て構造というのも珍しいものです。

イメージ 5





静岡県静岡市鎮座の静岡浅間神社
威風堂々としたその姿は天守閣を想像させるほどの威圧感がありました。

イメージ 6





群馬県桐生市鎮座の桐生天満宮です。
拝殿は至って普通の落ち着いた佇まいだったのですが、本殿周りは彫刻で装飾されていて
びっくりするほど豪華な印象でした。
こういう部分を含めて神社は本殿もきちんと見る習慣をつけたいですね。

イメージ 7





埼玉県川越市鎮座の川越氷川神社も精巧な彫刻が施された本殿。
海老虹梁自体が龍の彫刻というもので、実用性と芸術性を兼ね備えている技術の高さに脱帽です。

イメージ 8





福井県越前市鎮座の大瀧神社
素晴らしい屋根の造形美に見とれてしまい、屋根なのか破風なのか
見てるだけで分からなくなってきちゃいます♪
本殿や拝殿の一部に施されている彫刻も見事なのでした。

イメージ 9





滋賀県犬上郡多賀町鎮座の多賀大社
鳥が翼を広げたかのようなシンメトリー構造が美しい社殿
何度か火災で焼失したそうですが、その度に建て直されてきたのだそうです。
現在の社殿は昭和8年に建てられたのだそうです。

イメージ 10





最後は宮城県仙台市に鎮座する大崎八幡宮
先日の震災に於いて一部被災されたのだそうです。写真は震災前のものですが
黒く塗られた社殿に金の装飾が映え、豪華な雰囲気が私のお気に入りです。
被災された多くの神社を含め、復興される事を祈ってます。

イメージ 3




まだまだ多くあるのですが、写真の整理も一段落つきましたので、
次回からは愛知県シリーズを再開しようと思います。