国宝松本城

続いてのお城は松本城です。
数年前に伺ったのが最後で、懐かしい記憶がよみがえってきます。


安土桃山時代末期-江戸時代初期に建造され、別名は深志城(ふかしじょう)
戦国時代の永正年間に、松本平の信濃府中に居を構えていた信濃守護家小笠原氏(府中小笠原氏)が
林城を築城し、その支城の一つとして築城されたのが始まりといわれています。

現存12天守の中では唯一の平城。
あまりこの角度からの写真って見ないと思うので参考までに。

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この角度からの写真はネットでよく見ると思います。
天守構造は複合連結式層塔型5重6階となっています。
(表向き5階建てのようですが、内部は6階建てという構造。)

ここのお城はやはり、桜の名所として地元では有名なのだそうです。

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左手前の建造物は月見櫓(つきみやぐら)と呼ばれる物。
その名の通り、お月見をする櫓で、当然の事ながら軍事的設備は備わっていおりません。

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天正18年(1590年)に豊臣秀吉が天下を統一すると、徳川家から出奔して秀吉の家臣となった、
石川数正(いしかわかずまさ)が入城し、長男の石川康長(いしかわやすなが)と共に、
二代に渡って松本城と城下町の整備を行ったのです。

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最後に天守の石垣は【打込み接】でよさそうです...ね。

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明治維新後、1872年(明治5年)に天守が競売にかけられ、一時は解体の危機が訪れたそうですが、
地元の有力者の尽力によって買い戻されて難を逃れたそうです。
そして、明治30年代には天守が大きく傾き、これを憂いた松本中学(旧制)校長の小林有也らにより
天主保存会が設立され、「明治の大修理」により、見事に復興され、
1936年(昭和11年)4月20日に国宝保存法により国宝に指定されて現在に至っているのでした。

桜の季節にもう一度行ってみたいと思うお城です。